伝書バト使いの受刑者、猿使いのスリ
ブラジル・サンパウロ州の刑務所で、受刑者らがハトを使って携帯電話やドラッグを入手していたことが分かったそうだ。
そういや、インドには猿使いのスリがいた。
インドのバラナシ(ベレナス)を旅行中、赤痢になって2週間ほどホテルで寝込んでいたことがある。
安ホテルのオーナーは「もう1人赤痢の日本人がいるから、一緒の部屋にしなさい。安くなる。ガンガー(ガンジス川)がよく見える良い部屋だ」と無理矢理、ダブルベットの部屋に僕を連れて行った。まあ、体の良い隔離だ。
オーナーは「窓側に財布を置いてはいけない。泥棒猿が取りに来るから」と言って、「夕食に」とバナナを手渡し、出て行ってしまった。
窓辺にバナナを置くと、まもなく、猿が窓の外を覗いてきた。インドでは泥棒よけに窓には柵が施されており、入ることはできない。
猿は手を伸ばし、バナナ取ろうとする。先にいた先輩下痢マンはむくりと起き上がり、丸めた新聞紙で猿を殴りはじめた。
猿は「ギーーーーーーーーーーーーー!」と威嚇し、下へと降りていった。
「あの猿はスリザルです」
「スリザル?」
「下に男がいるでしょう」
下を見るとニット帽をかぶった顔つきの悪い男がいた。
「あいつが操っているんです」
数日前からこの部屋にいる先輩下痢マンはあやうく財布を盗まれそうになったそうだ。
「トイレだけきれいにしましょう」と簡単なルールを作り、お互いが楽なときに水や果物を買うなど看病をしあった。赤痢の男同士、2週間のダブルベット生活が始まった。幸いにそっちの趣味は双方なかったのだけど、同じ病気をしている人がいるというのはなんとも心強かった。
下痢は激しく、ひどいときには数十秒間隔でトイレに走る。部屋にトイレがあったので助かった。
その後も猿は何度か部屋を覗きに来た。なんとなく、交代で新聞紙で殴ることになった。
人間に似ているので猿を新聞紙で殴るのは何とも言えない嫌な気分だった。
2人の調子が良くなってきた頃、封筒にMONEYと書いて古新聞を札の大きさに切って詰め込んでおいた。
偽札に「FUCK YOU! MONKEYMAN!」と書いておいた。
案の定、猿は封筒をつかみ、一目さんで階下へと降りていく。しばらくして、男が僕たちを罵る声が聞こえた。猿の声も聞こえる。もしかしたら、猿が男に殴られているのかもしれなかった。
なんだか猿に悪いことをしたように感じたことを覚えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000152-reu-int
ブラジルの受刑者、「伝書バト」使い外部から物品入手
6月25日11時52分配信
[リオデジャネイロ 24日 ロイター] ブラジル・サンパウロ州にある刑務所で、受刑者らがハトを使って携帯電話やドラッグを入手していたことが分かった。 サンパウロ州マリリアの受刑者らは、ハトの背中に携帯電話サイズの袋を乗せ、物品を運ばせる訓練をしていた。「伝書バト」という古典的な方法ではあるものの、面会者らを監視するハイテク警備をくぐり抜ける巧妙な手口であることが実証された格好となった。 当局によると、ハトは刑務所内で餌付け、訓練され、刑務所の外の友人や家族を介し繰り返し物品を受け取れるよう刑務所の屋上で飼育されていた。 看守が刑務所の壁に羽ばたこうともがいている数羽のハトを発見したことから今回の「密輸騒動」が発覚した。 |
最終更新:6月25日11時52分

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